

スマートフォンの買い替えなどによって(音声対応)SIMカードのサイズを変更しないといけなくなった場合、カスタマーズフロントに電話でSIMサイズ変更の依頼をする必要があります。
電話番号を維持したい場合、依頼方法は現状電話しかありません。
あいにく公式サイトには「カスタマーズフロントに連絡して」の一言しかないのですが、先日私がmicroSIMからnanoSIMへの変更をしたく実際に電話を行ったため、全体的な変更方法の流れと注意点を紹介します。
全体の流れ
全体の流れを一言で言い表すと以下のような感じです:
- 電話する
- 新SIMカードが届く
- 旧SIMカードを返す

1. カスタマーズフロントに電話する
電話番号を維持したままSIMサイズを変更したい場合、カスタマーズフロントに電話する手しかありません。
連絡先、営業時間は下記のとおりです:
- OCNモバイルONEカスタマーズフロント 連絡先
- 電話番号
- 0120-506506 (フリーダイヤル)
- 受付時間
- 10~19時 ※日曜・祝日・年末年始を除く
会話内容概要
だいたいこんな感じだったという程度ですが、会話の内容を公開します。






また、こちらでSIM変更手続きが完了すると、現在お持ちのSIMでは電話・LTE回線を使ったインターネットが行えなくなります。そのため、新しいSIMの到着までの数日間、電話・インターネットがご利用できなくなります。
そして、旧SIMカードは指定の住所に郵送する必要がございます。住所は(※以下略、下記に記載しています)。

だいたい以上のような感じです。5~7分程度で完了できます。
2. SIMカードが届く
私の場合は電話依頼してから4日後にSIMカードが届きました。電話をかけたのが火曜日で、到着が土曜日です。
4日での到着はおそらくほぼ最短か最短タイくらいじゃないかなと推察します。

3. 旧SIMカードを指定の場所に郵送する


SIMカードは借り物であるため、面倒ですが使わなくなったSIMカードを返却する必要があります。
茶封筒に使わなくなったSIMカードを入れ、住所(下記)を記入の上、切手(82円)を貼って送れば問題ありません。

郵送先住所
- 郵便番号
- 〒143-8525
- 住所
- 「OCN SIMカード回収係」 行

SIMサイズ変更にともなう注意点
会話内容で一部取り上げた件について詳細に説明します。
動作確認済みでないスマホに使おうとすると念を押される
SIMサイズを変更したい旨を伝えると、まず最初に「使用する端末は何か?」を聞かれます。
これは、購入しようとしている端末(スマートフォン)がOCNモバイルONEで動作するかどうかを確認する意図です。
ここで公式サイトの動作確認済み端末一覧に載ってない端末を伝えると、「使用される端末は動作確認ができていないため、使える保証はできない」ということを言われます。
ここで「新スマホ買ってSIM挿したら使えなかった」という最悪の事態を防ぐ対策がなされていることはいいことですね。
「使えないかもしれないのは困る」という場合は別の端末への変更を考えましょう。

※よほど確証がない限り、無理して冒険しないほうがいいとは思います(例えば1端末も動作確認済一覧に載ってないメーカーの端末など)。
変更手数料、SIMカード手配料について


項目 | 費用(税抜) |
---|---|
事務手数料 | 3,000円 |
SIMカード手配料 | 394円 |
変更の際、変更手数料が3,000円、SIMカード手配料が394円(ともに税抜)発生します。

新SIMカード到着まで電話とLTE通信が使えない


おそらく変更にともなう一番の問題が、最悪3日間は電話による連絡ができなくなるという問題です。
LTE通信もできなくなりますが、Wi-Fi(例えば自宅の無線LAN)は使えます。
旧SIMカードが圏外になるタイミング
変更依頼の電話をしてから旧SIMカードが使えなくなった(圏外表示された)のは、依頼の翌日のことでした。
そのため、電話・LTEが使えないのは私の場合は約3日間だったということになります。
非常時はSecured Wi-Fiを有効活用


どうしてもネットが使えないと困るという場合、お住まいの近くにあるSecured Wi-Fiスポットに行くとインターネットを行うことができます。
OCNモバイルONEだと無料で使える有料クラスのWi-Fiスポットなので、有効に利用したいですね。
同じくDoSPOTも利用可能です。

変更理由が「スマホ壊れた」だとほぼ無問題?
SIMカードサイズ変更理由の大半はスマホを買い替えることに起因すると思います。
スマホを買い換えるきっかけが壊れたからだと、そもそも電話をするための端末が存在しないことになるので、電話が使えようと使えまいと問題ないのかなと思ってしまいました。
ただ、「壊れてないけど買い換える」ユーザーにとっては少し困るかもしれません。
対策


音声対応SIMの電話番号を維持したSIMサイズ変更は手間であることがわかります。
これを出来る限り回避する方法について考えました。
新スマホは前スマホと同じSIMカードサイズにする
私の場合はmicroSIMからnanoSIMへの変更でしたが、できるだけSIMのサイズが変わらないで済むように端末を選ぶという手が考えられます。
この方法は買える端末が少し縛られる、という難点があります。

これから新規契約する方は「マルチカットSIM」にする
※マルチカットSIMを実際にカットした写真です。左から順に標準SIM、microSIM、そしてnanoSIMです。
私の契約時はなかったのですが、現在は新規契約時にマルチカットSIMというものが選択できるようになっています。
マルチカットSIMは、SIMカード到着時に自分の端末に合うサイズになるようにハサミでSIMカードを切る仕組みになっています(切り取り線がついています)。
microSIMとして使用する場合microSIMサイズに切るわけですが、将来nanoSIMの端末に買い替えたとき、ハサミでmicroSIMをnanoSIMサイズにカットすれば済みます。



まとめ
- 電話番号維持でSIMサイズを替えたい場合はカスタマーズフロントに電話する
- カスタマーズフロントが新SIMカードにデータを移し替えてから、SIMカードが家に届くまでの間(2~3日間)、電話・LTE通信が使用できなくなる
- 到着後に使えなくなった旧SIMカードは返却する必要がある
- 手数料が計3,394円(税抜、変更手数料3,000円、SIMカード手配料394円)+SIMカードの郵送費(封筒と切手代82円)が発生する
- これから新規でmicroSIMを注文する人は、マルチカットSIMを注文するとnanoSIMへの変更がハサミカットで可能になる
余談:いまだ動作確認済端末に追加されないSH-M04
私が新しく買ったSH-M04は案の定、OCNモバイルONEのSIMでも使えました。
あれから1年以上経ちましたが…SH-M04はいまだに公式で動作確認済みであることが明記されていません。
SH-M03、SH-M05は確認済み、SH-M04は何故か未確認(「SH-04G」というdocomo端末は確認済みだった)

※もう生産されてないこと、後継機のSH-M05は対応済みになっているので、もう言わなくてもいいかなって感じで報告していません。でも、SH-M04だけ一覧に書いてなかったら気持ち悪いですね。
OCNモバイルONEに乗り換えた当初使用していた端末が同じくSHARPのSH-01F(docomo端末)で、当時これも動作確認済みではありませんでしたが使えました。
これは契約先は変われど使っている電波の周波数が同じだからです(OCNモバイルONEはNTTドコモ回線を使用)。
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